Power-FC |
下の表はPower-FCをリセットした時のマップをメモしたものです。
実際は20×20ですが、超高負荷と超高回転(8800,9200)は省いています。6000rpm,7600rpmは列として存在しませんでしたので中間の値を書きました。
≪点火タイミング≫
≪燃料補正値≫
私の車の場合、アクセルべた踏みすると水色のラインを通っていきます。BNR34タービンに変更しているのでブーストの立ち上がりが早いのですが、最大ブースト0.65程度の為に、どのようにがんばってアクセルを踏んでも14行目までしか読みません。0.9に調整すれば16行目まで読みました。
≪点火タイミング≫
グラフにすると、このようになりますが、必ずしもグラフが無いといけないわけではありません。ほとんどハッタリでしょうか? ・2400rpm付近は高負荷まで同じ点火時期なのは、何故? ※ノックレベルの上昇と凄く関連があるのがこのマップです。 |
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≪燃料補正値≫
補正値なので、インジェクションの噴射量とは違います。理論空燃費(14.57)の時を1.000としての補正です。 ・では、窪んでいるところを決めた理由は、何? O2センサー電圧が0.8V〜1.2Vを行ったり来たりしていると、ほぼ補正OKのようですが、どうしても1.3Vのまま下がらないとかいう場合もありました。理由は分かりません。 ※A/F計を使用して比較したいのですが、とても手が出なくて闇雲になりがちです。 |
■ノックレベルについて
当初からノックレベルがかなり高く瞬間的には60〜70までいきました。これは実はクランク角センサーの調整ができていなくて、通常よりも10度も進んでいた為と分かりました。調整後は20未満に下がりました。
・Power-FCをつけただけなのにノックレベルが高くて、だけど原因不明な人
は、点火タイミングの調整を一度してみてください。興味があったらタイミングライトを買って自分の目で見てみるのがいいと思います。私は工具専門店で買いました。乾電池式で、慣れれば楽なものです。念の為、調整方法はディーラーで聞きました。親切に教えて頂けました。
アペックスKyotoさんには、ネット上で大変お世話になりました。
設定変更の実施
カムのオーバーラップをつけたので、マップを変更しました。下記の設定値は、私の車に対して私の経験とカンで実施した内容ですので他車に対しては適用できませんが、もし何かのヒントになるのなら良いかなと思います。
≪点火タイミング≫
黄色はブースト0.75 緑色はブースト0.9のときの経路
アイドリング時の位置が、以前は(2,2)だったのが(3,1)になりました。(赤色の位置)
8800rpm,9200rpmは面倒なので省略
≪燃料補正値≫
≪点火タイミング≫
グラフにして何が分かるってわけでも無いですが、イメージだけでもしかめればと思いまして。 コマンダーで適当に入力した後に、グラフでデコボコを確認して直していきました。 技術的なものはありませんので当然経験とカンです。タイミングを進めていくと明らかに加速が違うのですが、フル加速した時で32度近辺がノックレベルを抑える限界なので、コマンダーで適当に入力してみました。その後、グラフを見ながらデコボコしないように修正しました。 |
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≪燃料補正値≫
配色が変わってしまいましたが、増量しました。 ※O2センサーフィードバックは「ナシ」にして、電圧のモニターだけにしています。 元のマップよりは良い加速になりました。 マフラー出口のススが多そうだったので、増量し過ぎた感がありますが、なにせカンばかりなので。。。 |
●Power-FCの良いところ
自分で設定変更可能 | ※コマンダーは必要 |
取り付けが楽 | ECUごと交換するだけで普通にアイドリングして走れました。配線を切るとか途中に割り込ませるとかは全くナシです。 |
初期化可能 | わけが分からなくなったら、最終手段の初期化があります。 |
●Power-FCの不便なところ
画面が見づらくなる | コマンダーが熱くなると、どうしてもLCDだと見づらいです。 |
マップの入力が面倒 | いっぺんに全て入力できるといいんですが。。。 |
あまり補正しない? | 四季によってマップを変更しないといけないような気がするのですが、よくわかりません。 |
再度設定変更を実施
≪点火タイミング≫
点火タイミングは、エンジン始動後に毎回,テスト補正で+8度進めています。アクセル踏み始めてから2,3テンポ遅れて加速するので、いろいろ試していたら、その方法で確実にレスポンスが良くなったので。8度も進めたのにノックレベルは殆ど上がらない?
≪燃料補正値≫
赤色はアイドリングの位置 水色はO2センサーフィードバックを行なう範囲(1.04以下)
黄色はブースト0.65 緑色はブースト0.95のときの経路
8800rpm,9200rpmは面倒なので省略
燃料補正は、全体を初期設定値×0.947としました。前回の変更でマフラーのススを見て何かおかしいと思い、いろいろ試してみました。外していたO2センサーも取り付けました。バルタイがノーマルだった時と比べて気づいた点を挙げてみました。
- アイドリング時のマップの位置が変わった。
- 同じブーストで比較したときに、マップを読む位置が変わった。
- 点火タイミングを異常なくらい進めないとレスポンスが良くない。
- ノーマルの燃料補正では濃いような気がする。
この状態でとりあえず、筑波のコース1000を半年ぶりに走ってタイムアップしたので、良しとします。