タービン交換

H14年秋、BNR34標準車のタービン一式を中古で購入しました。当時、タービン交換作業は6時間程度と聞いていました。後に、この作業時間は慣れた整備士の場合だと聞きました。私は、なんとか自分で交換できないかと思い、ネットで前例を調べまくりました。そして数名の方々のページによって、可能性を見出すことが出来ました。

社会人である私は、当然土日の作業となりましたが、1ヶ月で無事終了しました。

・フロントパイプの取り外し
・エアクリーナの取り外し
・サクションホースの取り外し
・リサキュレーションからの戻りホース?の取り外し
・フロント側タービンの取り外し
・リア側タービンの取り外し

【苦労した点】

ボルト,ナット類:
ほとんど固着していました。CRC-556と信念で外しました。
タービンに付く、オイル用と冷却水用のボルトは頭が薄くて最も大変でした。

ホース類:
とにかく固着していて、細いパイプはプライヤーで挟んでみたりしました。

タービンの取り外し:
タービンの下でシリンダーブロックと固定するステーがあるのですが、最初気づきませんでした。タービンとエキゾーストパイプは順番に外すことは出来ず、全体を緩めてゴリゴリずらしながら行ないました。

エキゾースト側のアップです。

スタッドボルトが1ヶ所取れてしまいました。ガスケットは簡単に剥がれました。

コンプレッサー側は、BNR32よりもひと回り小さいのですが、組み付けが楽になるほどではありませんでした。
タービン側は、同じサイズです。
SAMCOのホース:
組み付けですが、タービンアクチュエータ用のホースに最初は流行の青いホースを使用しました。しかし、その後に取り外しています。理由は、パイプとの密着度,強度などで不安があった為です。黒くて丈夫な一般的な(?)ホースのほうが信頼性があると考えました。

エンジンを掛けて、静かにアイドリングした時は感動しました。

冷却水が垂れてきたので増し締めを行なっていたときに、NISSANの方から電話があったので報告に行きました。途中、タービンから煙が出てきたのは、CRCなどが蒸発する為でした。また、信号で停止するときにアイドリングが続かなかったのですが、NISSANで一通りホース類の増し締めをしてくれたおかげで普通に走れるようになりました。最後の最後で助けられました。

【費用】

BNR34タービン
(2機1セット)
58,000-
ガスケット,ボルト,ナット,ホース,クランプなど 約7,000-
追加工具類 約4,000-
WAKO'S スレッドコンパウンド 2,000-