LEDランプ作成




使用する部品たちです。部品は私の場合、近くのマルツ電波で購入しました。

部品
古ランプ タダ 手持ちの捨てる直前のもの。既に切れているもの、など。
発光ダイオード(LED) @40 白。直径5mm 3V 20mA 輝度10000mcd
用途によって輝度を選んでください。
定電流ダイオード @94 E153。供給電流15mA 25V
LEDをそのままバッテリーにつなぐと一瞬で終わってしまいます。”ジュッ!”て音がして。ので、電流を抑制する必要があります。
収縮チューブ @47 内径1.5mm。無ければ2mmでもよいです。
拡散キャップ @52 直径5mmのLED用。無くてもよいです。
そのほかに必要なもの -> ドリル。ペンチ、ニッパー、ハンダこて(20W程度)、ハンダ
あるといいもの -> ホットボンド。





電球のケースを加工します。
まず、ガラスの部分を割ります。
次に、おしりの部分(プラスの端子部分)に細いドリル(今回は1.5mmを使用)で穴を開けます。 穴を開けたついでにさらに貫通させるかんじでいくと、内側に張り付いているガラスが剥がれてくれます。
ケースの外側一箇所に元々ハンダ付けされていた箇所があると思いますが、ペンチで少し切っておきます。 切った箇所は後でLEDのマイナス端子をハンダ付けします。




見たとおり、基板とか配線はありません。部品同士を半田付け。
LEDのプラス側に定電流ダイオードをつなげます。 2つの部品は+,−の極性があります。間違えるとLEDは点灯しませんので、注意します。
その上に収縮チューブを被せます。収縮チューブはハンダこてでなでて縮めてしまいます。

LEDのマイナス側はケースの外側にハンダ付けするので折り曲げます。



プラス側(おしりの部分)をハンダづけした後、LEDの角度を調整して、マイナス側をハンダ付けします。



ホットボンドを使ってみました。ホビー用で十分です。LEDとケースの隙間を埋めておきます。 多少、振動などに強くなるのではないかと思います。



 明るさの比較をしてみました。
 LEDはとにかく明るいのですが、見てのとおり、明るさに指向性があります。 机の明るくなっている範囲だけを見ると、広範囲を満遍なく明るく照らしている電球に対して、 スポット的になってしまうLEDという感じです。が、ランプを正面から見た場合は、目がくらむ程の明るさがあります。 市販されている携帯用LEDランプそのものです。正面の輝度があり過ぎると、はたしてニュートラルランプに使えるのか疑問です。 拡散キャップを被せた状態でも確認しました。周囲が満遍なく明るくなる代わりに、電球よりも明らかに暗くなっています。
 作成したLEDランプを取り外してみると、わずかにですがケース部分が暖かくなっていました。LED自体は変化なし。低電流ダイオードが熱を持つのでしょうか? ニュートラルランプとして使用する場合は停車している間に限られますが、メーターランプの場合は常時点灯になる可能性がありますので、 実際にどのくらい発熱するか気になります。
 消費電力を比較するため、電流を測定してみました。LEDランプは定電流ダイオード(供給電流15mA)を使用しているので、そのままの値となりました。 消費電力は電球の1/10です。
電球   12V 3.4W LED   輝度10000mcd LED   +拡散キャップ
電流測定値:約185mA 電流測定値:約15mA  
※10V以上は出ている12Vバッテリーを使用しています。





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