けん引免許取得までの道程

2010年3月下旬。静岡県自動者学校にて大型免許取得のため入校した時に、けん引も申し込んでいた。
大型とけん引は同時には教習を受けられないとの事で、大型免許の取得後に改めてけん引で入校し直すことになった。
3月中に免許の書き換えまで終わらせたかったのだが予約を取ると1時限分足りず、予約担当の方に相談。 すると、当日の予約を入れてくれたので1週間連続して教習を行い1週間後に卒検というスケジュールが出来上がった。

技能教習


技能1段階
1限目 外周を走った後、方向変換の場所で直線バックの練習。
2限目 引き続き直線バックの練習。
後ろの窓を見ながらの場合と、右窓から後方を見ながらの場合。遠くと車体両方見て、台車の動きを見るように。
3,4限目 引き続き直線バックの練習。
右窓から後方を見ての場合に、車体が曲がっていっているのかどうかが分かりづらかった。台車の後端の線でみる?
5限目 みきわめ。方向変換の練習も少し行った。 雨でクラッチペダルを踏む足が滑る。後退の途中で足が外れた事があった。

技能2段階
1限目 車線に対する車体の位置が右に寄っている。トレーラー部が中央線からはみ出している。 教習車は、トラクタ部の車幅に対してトレーラー部が若干広くなっていた為。走りながら時々ミラーで左右の間隔を確認するように、との指摘。
2,3限目 今日も雨で足が滑る。 交差点の曲がり方について、大型の曲がり方になっているとの指摘。縁石に沿って走り、後輪が脱輪しそうなのか感覚をつかむようにとの事。 また、前日に指摘のあった、トレーラー部のはみ出しも指摘された。
方向変換では、内側のミラーではなく、台車の位置を見るように。
4,5限目 毎日、方向変換の練習。
はじめの2回程は入れることが出来たが、その後は入らなくなった。ここで指導員から別の観点で指示。コーナー始まりで1mの間隔に持っていった所でワザと車体を折り、 折り過ぎない角度で止めて入っていく。その後、早めに車体を伸ばすが、様子を見て更に折る、伸ばす。
5時限目の後半、S字にて出口から入り口に向かってバックで進む練習を行った。前進時は難無く通過出来るS字も、バックでは相当難しい。指導されながらも入り口まで到達。
6,7限目 2時限連続で同じ指導員。卒検の2つのコースを走り、右左折時の確認,走行位置などの指導があった。 問題は方向変換のみ。出来るときと出来ないときがある。内側の角が苦しくなる場合,外側前輪がはみ出そうになる場合,車体が伸びきらないで台車が回りすぎる場合, 大回りになって外側後端がポールに当たる場合。因みに、ほぼ中央に真っ直ぐ入った時もあった。
指導員からのアドバイスで、台車の後端中央の通るルートを意識しながらハンドル操作するように心掛けた。みきわめOK。 みきわめの時限内に新たな観点を取り入れる事になったのだが、結果オーライ。
卒業検定 練習してきたものを全て出せた。問題の方向変換では、車体の折り始めと折り方が若干不足したのと、車体の伸びが遅れたくない不安から、3回程折り直した。 検定員からもその点指摘があったが大体良いとの事でひと安心。無事合格。

けん引車は他の車と比較して、後退時の操作が全く違う。指導員などはスイスイ走らせてしまうが、プロ(けん引車のドライバーも当然含む)の技術はすばらしいと思った。 あとは、私にとってこの免許が生かされる日は来るのだろうか。




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